短い睡眠はパリパナイ

今日も夜は更けていく。
パリピの俺は、いつも通りにクラブへ向かっていた。
周りの人たちは楽しそうに踊っている中、俺は全く疲れを感じない。
そう、俺はショートスリーパーだ。
このまま朝まで踊り明かそうと思ったが、気がつくと仔猫ちゃんが隣にいた。

「おい、仔猫ちゃん。一緒に踊ろうぜ！眠たくなる前に全力で遊ぼう！」

仔猫ちゃんは俺の言葉に反応し、俺と一緒に踊り始めた。
俺たちは音楽に合わせて跳ねたり、手を振ったりして楽しんでいた。
気がつくともう朝の5時を回っていた。
仔猫ちゃんは少し眠たそうにしていたが、俺はまだまだ元気だった。

「ねぇ、仔猫ちゃん。まだ帰りたくないか？」

仔猫ちゃんは「にゃあ」と寝言のように返答した。
俺は仔猫ちゃんを抱き上げて、クラブを出た。
外はもう明るくなっていた。

「今日は楽しかったな。眠くならなくてよかった。」

そう言いながら、俺は仔猫ちゃんを家に送り届けた。
明日は朝から用事があるので、早めに寝ようと思った。
しかし、眠れない俺はまた一晩中起きているのだろう。
でも、今日は仔猫ちゃんと一緒に遊べたので、少しは眠れるかもしれない。

そんなに早く寝付けるわけじゃないんだ。
いつも枕元には本やスマホが置かれ、深夜までそれらを手放せない。
でも、時計の針が進むにつれ、誰もいない静かな夜が好きになっていた。
家の外に広がる世界と向き合い、自分と向き合い、それでも足りないものを探し続けていた。

パリパナイなんて言葉で自分を語ることはなかったけれど、自分自身が求めていたものは、多様な文化や人種、そして自分自身のアイデンティティを自由に表現することだった。自分の部屋で、自分だけの世界を築くことも大切だと気づいた。
そして、自分が本当にやりたいことに向き合うために、引きこもりという選択をした。

朝起きても、眠さと戦いながら自分に課したタスクに向き合う。
時には挫折もあるけれど、自分自身が納得するまでやり続けることができる。
そんな生活を送る中で、自分にとって大切なことが見えてきた。
そして、自分だけの人生を歩んでいくことに、希望が持てるようになっていた。

「人生は誰かに決められるものではない。自分自身で決めて、歩いていくものだ。」

そう思いながら、引きこもりの日々を送ることにした。
自分がパリピになれているという思い込みをしながら。