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	<title>AIと物語  |  ウルチの遊び場 with M</title>
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		<title>2024/2/23雲の上の空中庭園への冒険</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ウルチ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 23 Feb 2024 13:25:55 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[AIと物語]]></category>
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					<description><![CDATA[2024/2/23 今日は雲の上に広がる空中庭園への冒険が、私の日常を鮮やかな冒険に変えてくれた。 朝、私は魔法の飛行船に乗り込み、雲の上に浮かぶ空中庭園へと向かいました。飛行船から見る景色はまさに夢のようで、雲の海を泳 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<h2 class="wp-block-heading">2024/2/23</h2>



<p>今日は雲の上に広がる空中庭園への冒険が、私の日常を鮮やかな冒険に変えてくれた。</p>



<p>朝、私は魔法の飛行船に乗り込み、雲の上に浮かぶ空中庭園へと向かいました。<br>飛行船から見る景色はまさに夢のようで、雲の海を泳ぐような感覚に包まれました。</p>



<p>空中庭園に到着すると、そこは色とりどりの花々や妖精たちが住む美しい場所でした。<br>空中に浮かぶ島々が、幻想的な景色を生み出していました。</p>



<p>妖精たちは私を歓迎し、彼らの手によって魔法の花々や植物が咲き誇りました。<br>彼らの歌声や舞踏は、空中庭園を一層魅力的にしていました。</p>



<p>私は空中庭園を探索しながら、不思議な魔法の生物たちと出会いました。<br>透明な翼を持つ羽虫や、花のような妖精たちが私の周りを飛び交い、私はその美しさに圧倒されました。</p>



<p>この冒険は私に新たなエネルギーを与え、日常の中に夢と魔法を感じさせてくれました。<br>雲の上の空中庭園への冒険は、まるでファンタジーの世界に迷い込んだような感覚を私にもたらしました。<br>この日の思い出は、いつまでも私の心に輝き続けることでしょう。</p>
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		<title>第13話　狩る側の悲鳴にこそ意味がある</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ウルチ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 13 Apr 2023 10:13:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[カメレオン小学生]]></category>
		<category><![CDATA[空想日記]]></category>
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					<description><![CDATA[服を買ってもらったあと、併設されている食堂に行くことになった。 「上着ありがとう。でも貰いすぎな気がするから、何か俺に出来ることがあれば、協力させてほしい」「ん～。そしたら私とパーティーを組んで欲しいかな。さっきみたいな [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>服を買ってもらったあと、併設されている食堂に行くことになった。<br><br>「上着ありがとう。でも貰いすぎな気がするから、何か俺に出来ることがあれば、協力させてほしい」<br>「ん～。そしたら私とパーティーを組んで欲しいかな。さっきみたいなのに絡まれた時の断る理由の一つにも出来るし」<br>「そのぐらいなら構わない」<br>「やった！じゃあ連絡先交換しよ！」<br>「う、実はデバイスを持ってないんだ」<br>「嘘！？どうやって生活してたの！？」<br>「まぁ、ちょっと色々あってね」<br>「色々？」<br>「色々」<br><br>流石に会ったばかりの人に今まであったことを言うつもりは無い。はぐらかして別の話題を振る。<br><br>「とりあえず、次のダンジョン攻略の日を決めて集まろう。申し訳ないんだけど、俺はこのダンジョンにしか入れないから白羽根ダンジョンで頼む」<br>「分かった。じゃあ、さっきのチンピラが張ってたら面倒だから明日にしましょ」<br>「了解」<br><br>具体的な内容を詰めてレイナとは別れた。<br><br>「随分と静かだったじゃないか」<br>「ケケケケ。良質な食事には静かになるもんだ」<br>「良質？あぁ、暖色系だったからか。どのくらい力に還元されるんだ？」<br>「認識遮断が多少しやすくなる程度だ」<br>「それにも力を使ってたのか…」<br>「当たり前だろ。今はお前の余剰分で賄ってる」<br>「マジかよ」<br>「そんなことより、あのチンピラ共をしばきに行くぞ」<br>「その必要ある？」<br>「あるよ。あいつらは初心者狩りらしいからな。狩る側の悲鳴にこそ意味がある」<br>「どういうことだ？」<br>「俺らは正と負の感情を集めてるんだ。下卑た喜びに殺されるかもしれない恐怖で二度美味しいってことさ」<br>「なるほど。効率的ってやつか」<br>「そうだ。ああいう連中は単純だからな」<br><br>随分と酷い言い様だとは思ったが、カラレの要望は出来るだけ叶えてあげたい。<br><br>やるべきこと、やりたいこと、自分の在り方、未だに決めきれない信念。<br>これらを考える機会をくれたのだから。<br><br><br>変容を使い、レイナの姿になってからダンジョンの入口に戻ってきた。<br>あれからずっとこの辺りに居たという話を聞いたので、帰った事を知らないだろうという判断からだ。<br>警戒をしていない振りをして、あいつらが居る近くを通ると面白い様に釣れた。<br><br>「おう、姉ちゃん。さっきはよくもコケにしてくれたな」<br>「勝手に尻尾巻いて逃げたのはそっちじゃない。言いがかりもいいところだわ」<br><br>レイナの口調の再現が上手く出来ているか不安ではあったが、そもそもこいつらとは言い合いしている時しか会話していないから大丈夫だと自分に言い聞かせる。<br><br>「ふっ、この状況で口の減らねぇ姉ちゃんだな！」<br>「強気な女の泣き叫ぶ姿が俺は好物なんだ！いい声で鳴いてくれよ」<br>「おい、お前は最後だからな！お前の後じゃ使いもんにならねぇんだ」<br><br>チンピラ達がニヤニヤしながら近付いて来た。<br>カラレの言う通り、初心者狩りというのは間違ってないのかもしれないが、俺にはもっとたちの悪いモノに思えた。<br>恐らくこいつらは、初心者“も”狙いつつ女性をメインターゲットとしているのかもしれない。<br>ひとまず、このままだと俺が戦いにくいので、誘導を開始する。<br>逃げ道にちょうどいいところに居る男に向かってタックルをして突き飛ばす。<br>男は意外にもヒラリと躱したが、逃げ道は確保出来た。<br>タックルのために付けた勢いをそのままに人気がない方へと走った。</p>



<p><br>「もう逃げられねぇぞ！」<br><br>袋小路まで誘い込む事に成功した。<br>チンピラ達は、自分の欲望が満たされる様を思い浮かべてニヤニヤしている。<br><br>「これも正の感情になるのか？」<br>「ケケケケ。喜びなんだから仕方ねぇさ」<br>「なんか絶望感の方が集めやすそうだな」<br>「ちげぇねぇ」</p>



<p>「おい！何をブツブツ言ってんだ！ここまで来たら助けなんか期待出来ないぞぉ」<br>「それはこっちのセリフ。女の子にボコボコにされたって噂はさぞ行動しにくくなるんじゃない？」<br><br>この問いかけに対してチンピラ達はゲラゲラ笑い始めた。<br><br>「昨日デビューの初心者がＣ級の俺らに勝てる訳ねぇだろ」<br>「レベルは存在しないけど、影響はあるんだ。どんなにいいスキルでも無駄さ」<br>「じゃあ、あんたらはそれだけサボってたってことにしよう」<br><br>ここで変容を解除して元の姿に戻る。<br><br>「それにＣ級だろうが、この程度の変装を見抜けないようじゃ大したことないしな」<br>「ギャハハ、てめぇあの時の出しゃばり半裸野郎じゃねぇか！」<br>「お前もブチ殺してやりたいと思ってたからちょうどいい」</p>



<p><br>姿を表したことで、さっきまでとはまた違った喜色が見られる様になった。<br><br>「デビューしたばっかりの初心者が出しゃばっても良いことないって教えてやるよ！」<br><br>リーダーっぽいやつがさっそく突っ込んで来た。<br>一番火力が高そうなので一発受けてみる。</p>



<p>ドカッ！</p>



<p>っと激しい音が鳴ったが、ただの拳ではそこまでのダメージは受けないことが確認出来たので、行動の方針が決まった。<br><br>「Ｃ級は初心者にダメージも与えられないんだな」<br>「なんだと！おい！やっちまうぞ！」<br><br>ここで、３人全員が臨戦態勢となった。<br>始めに突っ込んできた男はそのままボクサーの様な構えをしているが、後ろの２人は、剣と槍を持っている。<br>刃物は適応出来ていても、出血はしてしまうので、服を守るために気をつけなければいけない。<br><br>「脱ぐか」<br><br>今にもかかってきそうだが、とりあえず服を脱いで投げ捨てる。<br><br>「ケケケケ。何やってんだ？」<br>「俺のスタイルだと破けそうだから。服も高いし」</p>



<p>「おい！雑魚！舐めてんのか！」<br><br>服を脱いだ様を見て挑発していると感じたらしい。<br>冒険者はTシャツでもちゃんと防具としての機能があるようなので普通はこんなことしない。<br><br>「くたばれ！」<br><br>槍持ちが鋭い突きを放ってくる。<br>俺は、粘着性の液体に成ることで槍を受け止める。<br>槍だけが貫通した状態で男が一瞬止まったので、顔を掴み口から液体を流し込む。<br>ほかの二人には見えにくい位置で行われたため、近付いて来ている。<br>俺は先日保存した火魔法を変質させて、自身を燃え上がらせる。</p>



<p>「うわっ！あっつ！」</p>



<p>慌てて下がった男達に燃えた液体を投げつける。<br>簡単に躱されるが、剣持ちの方に近づくことは出来た。<br>後ろから抱きつく様に纏わりつき、こちらにも強引に口から液体を流し込み呼吸を奪う。<br>呼吸が出来なくなったことで暴れ始めたが、顔を焼いて視界も奪う。</p>



<p>「離れろ！」<br>「やだね」<br><br>リーダー格に殴りかかられるが、こいつの打撃は俺には効かないので無視して武器を持っていた二人の脚を潰しにいく。<br><br>「シカトしてんじゃねぇぞ！」<br><br>構ってほしそうなので、相手をする。<br>この状況で逃げの選択をしないのはありがたい。<br><br>「一番弱そうだから相手しなかっただけだよ」<br>「なんだと！？」<br><br>逆上して拳の回転が速くなるが、ダメージは無い。<br>気にすることなく、先程と同じ様に呼吸を奪う。<br>呼吸を奪っただけでは、すぐに動ける可能性が高いので、アキレス腱辺りを金属に変えた手で斬りつける。<br>焼かれたことと呼吸を奪われたことで藻掻いている二人も同様に動きを封じて、一箇所に集める。<br><br>「なぁ、このままだとマズイよな？」<br>「当たり前だ！バカ。良いところで呼吸はさせておけ」<br>「分かった」<br>「繰り返し出来るなら、何回か繰り返しておけよ」<br>「分かった」<br><br>顔色が変わったタイミングで口に入れた液体を空気に変え、何か喋りそうになったところでもう一度液体を突っ込み呼吸を奪う。<br><br>しばらく続けていると、負の魔力が多く出始めてきた。<br><br>「これ、いつまで続ければいいの？」<br>「とりあえず一時間もやればいいだろ」<br>「そこまでやる意味は？」<br>「意図が読めないから更に不安になる。恐怖はマシマシよぉ！」<br>「でも、これだと悲鳴聞けないよ？」<br>「ありゃ例えだよ。きったねぇ悲鳴なんざ俺も聞きたくねぇし」<br>「分かりにくいなぁ」<br>「分からないリオンが悪い」<br>「で、こいつらは殺す？」<br>「どっちでもいいぞ」<br>「分かった。任せて」<br><br>しばらく繰り返して来たこの行動も終わりが近づいてきた。<br><br>「これで解放だよ。気分はどうだい？」<br>「ゲホッゲホッ。ぢがよるな」<br>「最高の様だね。今回は殺さないけど、次に君達が初心者狩りとかしたって聞いたら分かるよね？」<br>「もう、やりまぜん」<br>「カラレ、こういう信用出来ない場合にはどうすればいい？」<br>「今の俺にはなんも出来んから、とりあえず、大事なもんでも奪っとけ」<br>「大事なものか…」<br><br>今までに大切なものなんて持った記憶が無い俺には、何が大切なものなのか分からない。<br>性欲に忠実な奴らの大事なものって言えば何になるのか。<br><br>「じゃあ、睾丸でも引っこ抜くか」<br><br>「や、やめてくれ！それだけは！」<br>「なんだってやるから！」<br>「た、たすけくれ！」<br>「ん？何をそんなに慌ててるんだ。１つだけなら子孫繁栄も出来るから問題ないだろ」<br>「本当にもう悪いことはしないから！」<br>「でも、大切なものを奪わないといけないんだよ」<br>「金をやる！」<br>「それはみんなが大切なものだろ？別に要らないって人も居る」<br>「武器を渡すぞ！」<br>「俺は武器使わないし」<br><br>そろそろ面倒になって来たので、実行に移す。</p>



<p>「これで、大人しくなってくれよ」<br><br>「「「ぐあぁぁぁぁぁぁ」」」</p>



<p>「ケケケケ。きたねぇ合唱だぁ。おい、こいつらのポーション適当にかけとけ」<br>「了解。これはどうする？」<br>「大切なものだからな。そいつらに召し上がって頂こうぜ！」<br>「生で？」<br>「心配なら焼けよ」</p>



<p>ポーションを見つけ、それぞれの股間に振りかけ出血を止める。<br>意識までは失っていないようなので、火魔法で炙ってから、口の中に突っ込み吐き出さない様に口を塞ぐ。<br>男達は涙を流しながら、こちらを睨んでいる。<br><br>「じゃあ、約束だよ。初心者狩りや女性を弄ばないってさ」<br><br>チンピラ達を放置して俺は帰ることにする。<br><br>「ケケケケ。ミッション終了だな。いい感じに逆恨みも買えたし上出来上出来」<br>「上出来かもしれないけど、レイナまで巻き込まないかな？」<br>「そっちのが都合いいだろ。助けたら好感度爆上げよ」<br>「それ、危ないってことだよね？」<br>「ケケケケ。俺は知ったこっちゃないねぇ。あいつらを殺さなかったのもお前だしな」<br>「殺す訳にはいかないんだから、しょうがないだろ。」</p>



<p><br>とりあえずレイナは俺が守ることに決めた。<br>たぶんカラレは、逆恨みを買いまくって今日と同じ様に正と負の魔力を集める気なのだろう。<br>俺は巻き込まれる人が少しでも少なくなる様に立ち回らないいけない。<br>そう思わされる一日となった。</p>



<p></p>



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<a href="https://ukiukiuruchiwatanoshimitai.com/dai12wamenomedekomatteiruhotogaitara/" title="第１２話　目の前で知り合いが困ってたら助けるのは当然だ" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img src="https://ukiukiuruchiwatanoshimitai.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/no-image-160.png" alt="" class=" internal-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" loading="lazy" decoding="async" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">第１２話　目の前で知り合いが困ってたら助けるのは当然だ</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">「それで、お前、燃えた服はどうするつもりだ？」受ける必要のない魔法で上半身裸に近いくらい服が焼けてしまっていた。そこまで威力が無いと思ったが、冒険者用の服では無かったので、耐えられなかったらしい。「無くなった物はしょうがな...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://ukiukiuruchiwatanoshimitai.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" loading="lazy" decoding="async" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">ukiukiuruchiwatanoshimitai.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2023.04.06</div></div></div></div></a>
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		<title>第１２話　目の前で知り合いが困ってたら助けるのは当然だ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ウルチ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 06 Apr 2023 06:21:01 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[カメレオン小学生]]></category>
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					<description><![CDATA[「それで、お前、燃えた服はどうするつもりだ？」 受ける必要のない魔法で上半身裸に近いくらい服が焼けてしまっていた。そこまで威力が無いと思ったが、冒険者用の服では無かったので、耐えられなかったらしい。 「無くなった物はしょ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>「それで、お前、燃えた服はどうするつもりだ？」</p>



<p>受ける必要のない魔法で上半身裸に近いくらい服が焼けてしまっていた。<br>そこまで威力が無いと思ったが、冒険者用の服では無かったので、耐えられなかったらしい。</p>



<p>「無くなった物はしょうがないからこのままだな」<br>「それ一着しかないのにか」<br>「…流石にマズイか」<br>「ったりめぇだ馬鹿野郎。なんで人間のお前の方が常識ねぇんだ」<br>「許容範囲ってのがおかしくなってるみたいだね。ちゃんと意識するよ」<br>「はぁ、先が思いやられるな」</p>



<p>それからすぐにダンジョンを出た。<br>服は焼けているのに無傷な俺を見ても特に騒ぎ立てる様なこともなく、スルーされる。<br>受付に行くと一瞬不安そうな顔をされるが、問題ない様子を見ると普通に対応してくれる。</p>



<p>「すみません。3階の店で売っている服はいくら位で買えますか？」<br>「そうですねぇ、だいたい3000円もあればインナーは買えると思いますよ。」<br>「3000円…」<br><br>実は今回の稼ぎはビニール袋が燃えてしまったためポケットに入れられた分しか回収出来ていないのだ。<br>全部売ってギリギリ届くかどうか。<br></p>



<p>「だからあなた達みたいなのとは組みません！近寄らないで！」<br><br>突然の大声とともに魔力が膨れ上がった。<br>そちらを見てみると、昨日の講習会で出会ったレイナが今にも絡まれた男達に魔法を放とうとしている。</p>



<p>「いや、それはダメだろ」<br><br>講習会で冒険者同士の私闘は禁止とあった。<br>気が付けば俺はここに割って入っていた。<br><br>「レイナ、私闘はダメだ。資格剥奪ってのになるぞ」<br><br>レイナも絡んでいた男達もポカンとした表情を浮かべている。<br>先に我に返ったのはレイナだった。<br><br>「ちょっと！何があったの！？怪我はしてない？」<br>「魔法がどんなもんか食らってみたら服が耐えられなかった」<br>「何やってるのよ…怪我はしてないのね？」<br>「どこにも損傷は無いよ」<br>「魔法も避けられねぇクソ雑魚はすっこんでろ！この娘は俺達が先に目を付けたんだぞ！」<br>「知るか」<br>「なんだと！？」<br><br>特に煽ったつもりは無かったが、自分に都合のいい展開が続くことにイライラしていたんだろう。<br>殴られた。<br><br>「それで満足か？」<br>「くっ。そんな訳あるか！」<br><br>立て続けに拳を振るい続けるチンピラ。<br>そろそろ反撃しようかと思った時だった。<br><br>「お前ら何をやっている！」<br><br>鋭い声音が響いた。<br>そちらを見ると、全身鎧を身につけた女性が居た。<br><br>「また、お前らか。次問題を起こせば後は無いと私は言ったはずだが？」<br>「これは問題じゃねぇっすよ。教育的指導ってやつっす」<br>「と言っているが？」<br>「嫌がる女を無理矢理連れて行こうとしたところを止められて振るう暴力が教育と呼ぶのなら」<br>「それは、教育とは呼ばんな」<br>「てめぇ…」<br>「おい、流石にヤバイって！ここは退こう！」<br>「チッ、覚えてやがれ」<br>「二度と来るんじゃないわよ！」<br>「ありがとうございました。鎧の方」<br>「いや、気にしなくていい。これも仕事の様なものだからな」<br>「そうですか」<br>「あぁ、君達もああいう手合いには注意したまえ」<br><br>そういうと全身鎧の女性は去っていった。<br><br>「リオン、助けてくれてありがとう」<br><br>レイナは少し照れくさそうにお礼を言ってきた。<br><br>「知り合いが目の前で困ってたら助けるのは当然だ。」<br>「それでもだよ」<br>「そうか。でもレイナもあんなに声を荒らげて怒るタイプだとは思わなかったよ」<br>「そ、そこは突っ込まないで欲しかったなぁ。それよりもリオンは早く服をどうにかしないと！」<br>「そういえばそうだった」<br>「そこはもっと気にしないと！」<br>「一応これから買いに行く予定だったんだよ」<br>「それならさっきのお礼に私が買ってあげる！」<br>「流石にそれは悪いよ。換金すれば足りるはずなんだ。あっ、換金」<br><br>途中で飛び出してしまったことを思い出して慌ててカウンターへと戻る。<br><br>「すみません。途中で居なくなってしまって」<br>「大丈夫ですよ〜。見えてましたので〜」<br><br>それから魔石から換金されたお金を受け取る。<br><br>「Ｆランクの魔石が20個だったので、4000円になります」<br>「4000円…」<br><br>受け取ったところでレイナが近づいてくる。<br><br>「服、買ってあげるよ？」<br>「よろしくお願いします…」<br>「素直でよろしい」<br><br>こうして3階へと行き服を買って貰った。<br>あの程度のことのお礼としては貰い過ぎだ。<br><br>何か返さなくては。</p>



<p>　</p>



<p><br><br></p>



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<p>次の話→</p>



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<a href="https://ukiukiuruchiwatanoshimitai.com/13wakarugawanohimei/" title="第13話　狩る側の悲鳴にこそ意味がある" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img src="https://ukiukiuruchiwatanoshimitai.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/no-image-160.png" alt="" class=" internal-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" loading="lazy" decoding="async" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">第13話　狩る側の悲鳴にこそ意味がある</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">服を買ってもらったあと、併設されている食堂に行くことになった。「上着ありがとう。でも貰いすぎな気がするから、何か俺に出来ることがあれば、協力させてほしい」「ん～。そしたら私とパーティーを組んで欲しいかな。さっきみたいなのに絡まれた時の断る...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://ukiukiuruchiwatanoshimitai.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" loading="lazy" decoding="async" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">ukiukiuruchiwatanoshimitai.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2023.04.13</div></div></div></div></a>
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<p></p>
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		<title>無給警察は眠らない</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ウルチ]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 05 Apr 2023 07:16:36 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[AIと物語]]></category>
		<category><![CDATA[ChatGPT]]></category>
		<category><![CDATA[空想日記]]></category>
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					<description><![CDATA[こんにちは、ウルチです。 今回のお話は、SNSでのやりとりからタイトルだけ浮かんだのでAIを使って書いたものになります。 ほぼほぼAI作のものなので、この作品の続きは書かないのでご了承ください。 それでは、本編をお楽しみ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>こんにちは、ウルチです。<br><br>今回のお話は、SNSでのやりとりからタイトルだけ浮かんだのでAIを使って書いたものになります。<br><br>ほぼほぼAI作のものなので、この作品の続きは書かないのでご了承ください。</p>



<p>それでは、本編をお楽しみください！<br></p>



<h2 class="wp-block-heading">本編</h2>



<p>夜の町は、暗く静かである。<br>ただ、たまにサイレンの音が遠くから聞こえてくるだけだ。<br>しかし、その静けさを破り、街中に響き渡る声があった。</p>



<p>「無給警察だ！誰かいるか！」</p>



<p>これは、この街にある非合法的な施設を取り締まるために結成された、無給で活動する警察組織の一団だった。<br>彼らは、非合法的な施設を摘発することで、街の治安を守ろうとしていた。</p>



<p>無給警察は、一般的な警察組織とは違い、その活動資金がなく、給料もないため、すべての活動をボランティアで行っていた。<br>しかも、警察官として正式に認められているわけではないため、彼らが行う活動は違法行為とされていた。</p>



<p>しかし、彼らはそれでも、自分たちの力で街の治安を守ろうと奮闘していた。</p>



<p>今夜も、無給警察たちは、非合法的な施設を摘発するために、町を巡回していた。<br>その中でも、特に危険な施設を見つけ、慎重に接近していた。</p>



<p>そして、その施設に入り込んだ瞬間、何かが違うことに気づいた。施設内には、不審な者たちがうろついており、何かしらの悪事を企んでいるように見えた。</p>



<p>無給警察たちは、その場で状況を把握し、即座に行動を起こした。<br>彼らは、不審な者たちを確保し、施設内を調べた。</p>



<p>すると、そこには、多くの違法薬物や危険物質が隠されていた。<br>この施設がなくなれば、街の治安を脅かす危険もなくなるだろう。<br>無給警察たちは、その使命を果たし、街の平和を守るために奮闘し続ける。<br>彼らは、決して眠ることのない、街の守護者である。<br><br></p>



<p>無給警察たちの活躍は、街の住民から感謝され、称賛されることとなった。<br>彼らの活動は、マスメディアでも報じられ、注目を浴びることとなった。</p>



<p>しかし、その一方で、彼らの活動には多くの批判や反発もあった。<br>一部の人々からは、違法行為を行っているとして非難されたり、警察権力を自分たちで行使しているとして批判されることもあった。</p>



<p>そのような中でも、無給警察たちは自分たちの使命を全うすることを決意し、街の安全を守るために活動を続けた。<br>彼らは、警察権力が及ばない場所や、一般の警察組織が取り扱えない事件にも積極的に取り組んでいった。</p>



<p>そんな中、ある事件が発生した。<br>街の中心部にある高層ビルで、ある企業が強引な手段で地下資源の採掘を行っていたという情報が入ったのだ。<br>この情報を受け、無給警察たちはビルに向かい、入り口の警備員をかわし、内部に潜入することに成功した。<br>しかし、彼らが到着したときには、既に地下採掘は終了しており、取り残された作業員たちがビル内で立てこもっていた。<br>無給警察たちは、作業員たちを説得し、平和的に解決するために尽力した。<br>しかし、一部の作業員たちは、警察の介入に反発し、暴れ始めた。<br>無給警察たちは、作業員たちの暴力に抵抗しながら、彼らを制圧するために奮闘した。<br>そして、最終的には作業員たちを取り押さえ、ビル内に取り残されていた人々を救出することに成功した。</p>



<p>この事件は、無給警察たちが持つ信念や使命感を、さらに高めることになった。<br>彼らは、法律や警察権力が及ばない場所でも、自分たちの力で街の平和を守ることができるという自信を持つようになった。<br>そして、彼らの活躍が広く知られることで、多くの人々から無給警察たちに対する賞賛や尊敬の声が上がった。<br>彼らは、自分たちの責任感や使命感に従って、警察権力が及ばない場所や、一般の警察組織が取り扱えない事件にも果敢に立ち向かっていることが、多くの人々から認められたのである。<br>また、この事件をきっかけに、無給警察たちに対する批判や反発も薄れた。彼らが行動することで、犯罪を減少させたり、災害時には救助活動に貢献したりと、一般の警察組織と同等以上の役割を果たしていることが認められたためだ。</p>



<p>このように、無給警察たちの活躍は、街の住民や社会全体にとって、大きな貢献となった。彼らの存在が、街の安全と平和を守る上で、欠かせないものとなっているのである。</p>



<p>今後も、無給警察たちは自分たちの使命に忠実に、犯罪や災害に果敢に立ち向かい、街の住民たちの安心と安全を守り続けることが期待されている。</p>



<p>　</p>



<p>　</p>



<p>　</p>



<p>眠らないと言えばこれっしょ！<br>僕は、白が好きです。</p>



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		<title>短い睡眠はパリパナイ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ウルチ]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 03 Apr 2023 13:20:55 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[自称パリピのパリパナイ日常]]></category>
		<category><![CDATA[パリパナイ]]></category>
		<category><![CDATA[空想日記]]></category>
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					<description><![CDATA[今日も夜は更けていく。パリピの俺は、いつも通りにクラブへ向かっていた。周りの人たちは楽しそうに踊っている中、俺は全く疲れを感じない。そう、俺はショートスリーパーだ。このまま朝まで踊り明かそうと思ったが、気がつくと仔猫ちゃ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>今日も夜は更けていく。<br>パリピの俺は、いつも通りにクラブへ向かっていた。<br>周りの人たちは楽しそうに踊っている中、俺は全く疲れを感じない。<br>そう、俺はショートスリーパーだ。<br>このまま朝まで踊り明かそうと思ったが、気がつくと仔猫ちゃんが隣にいた。</p>



<p>「おい、仔猫ちゃん。一緒に踊ろうぜ！眠たくなる前に全力で遊ぼう！」</p>



<p>仔猫ちゃんは俺の言葉に反応し、俺と一緒に踊り始めた。<br>俺たちは音楽に合わせて跳ねたり、手を振ったりして楽しんでいた。<br>気がつくともう朝の5時を回っていた。<br>仔猫ちゃんは少し眠たそうにしていたが、俺はまだまだ元気だった。</p>



<p>「ねぇ、仔猫ちゃん。まだ帰りたくないか？」</p>



<p>仔猫ちゃんは「にゃあ」と寝言のように返答した。<br>俺は仔猫ちゃんを抱き上げて、クラブを出た。<br>外はもう明るくなっていた。</p>



<p>「今日は楽しかったな。眠くならなくてよかった。」</p>



<p>そう言いながら、俺は仔猫ちゃんを家に送り届けた。<br>明日は朝から用事があるので、早めに寝ようと思った。<br>しかし、眠れない俺はまた一晩中起きているのだろう。<br>でも、今日は仔猫ちゃんと一緒に遊べたので、少しは眠れるかもしれない。<br><br><br><br></p>



<p>そんなに早く寝付けるわけじゃないんだ。<br>いつも枕元には本やスマホが置かれ、深夜までそれらを手放せない。<br>でも、時計の針が進むにつれ、誰もいない静かな夜が好きになっていた。<br>家の外に広がる世界と向き合い、自分と向き合い、それでも足りないものを探し続けていた。</p>



<p>パリパナイなんて言葉で自分を語ることはなかったけれど、自分自身が求めていたものは、多様な文化や人種、そして自分自身のアイデンティティを自由に表現することだった。自分の部屋で、自分だけの世界を築くことも大切だと気づいた。<br>そして、自分が本当にやりたいことに向き合うために、引きこもりという選択をした。</p>



<p>朝起きても、眠さと戦いながら自分に課したタスクに向き合う。<br>時には挫折もあるけれど、自分自身が納得するまでやり続けることができる。<br>そんな生活を送る中で、自分にとって大切なことが見えてきた。<br>そして、自分だけの人生を歩んでいくことに、希望が持てるようになっていた。</p>



<p>「人生は誰かに決められるものではない。自分自身で決めて、歩いていくものだ。」<br><br>そう思いながら、引きこもりの日々を送ることにした。<br>自分がパリピになれているという思い込みをしながら。</p>



<p><br></p>



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		<title>１日限りのおしゃべりピエロ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ウルチ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 30 Mar 2023 11:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[AIと物語]]></category>
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					<description><![CDATA[最近、外野がうるさい。 だから俺もうるさくなってみようと思う。 ただ、いきなりそうなるには勇気が足りないので、頭を軽く打っておかしくなったという理由付けをする。 いわゆる陰キャと呼ばれる俺は、理由が無いと動けない。 それ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>最近、外野がうるさい。</p>



<p>だから俺もうるさくなってみようと思う。</p>



<p>ただ、いきなりそうなるには勇気が足りないので、頭を軽く打っておかしくなったという理由付けをする。</p>



<p>いわゆる陰キャと呼ばれる俺は、理由が無いと動けない。</p>



<p>それが、ストレス発散目的であってもだ。<br><br>というわけで、階段から落ちました。<br>痛くて泣きそうになったけど、青あざが出来る程度に抑えることに成功しました。<br><br>その後、ちょっとした騒ぎになり早退。<br>やぶ医者と有名な個人病院に行き、診断書をもらい異常なしのお墨付きをいただく。<br>あとは、家に帰って親にドジっちゃったテヘペロする。<br>これで、もう逃げられない。<br>このくらいやらないと俺は逃げる。<br>よし！やってやるぞ！<br>俺の静かな読書ライフを守るんだ！</p>



<p>　</p>



<p>翌日。<br>家にいるこの段階からこの計画はスタートする。<br>名付けて１日限りのおしゃべりピエロ大作戦だ。<br>普段は、全然周りと話をしない俺が突然思ったことを全部言っちゃう病にかかったという設定で過ごす。<br>もしかしたら俺がいじめられちゃうかもしれないが、そうなったらいじめを理由に不登校になるからいい。<br>結果的に読書ライフは手に入るからな。<br><br>「おはよう～」<br>「おはよう。朝ごはん出来てるよ」<br>「いつもありがとう母さん。俺はこの飯に生かされてる」<br>「ちょっとどうしたのよ。頭でも打ったんじゃないの」<br>「いや、打ったんだよ」<br>「そうだった。どこか痛いところはない？」<br>「特に痛いところはないかな。心配してくれてありがとう。母さんのその優しさが俺の支えなんだなって気づけた」<br>「ちょっと本当にどうしちゃったのよ…」<br>「なんかわからないけど、言わないといけない気がして」<br><br>これを機会に普段は照れくさくて言えない感謝の言葉をこれでもかと言いまくった朝ごはんを終え、登校する。<br><br>登校するさえも、今日はどこかおかしいという匂わせをするために、ブツブツ喋りながら歩く。<br>周りが見てることはわかっているとアピールしながら歩く。<br>この時点でかなりキツイな…<br><br>そうやって歩きながら無事に教室へと到着する。<br>扉の前にはパパ活疑惑のあるギャルが進路を塞いだ状態で会話をしていた。<br>まぁ疑惑ではないのだが。<br><br>さて、いじめまっしぐらか許されえるのかここで決まるだろう。<br><br>「なんだパパ活やってる奴は常識を捨て去ってんのか。なんでただ通りたいだけの俺が迂回しなきゃなんないんだよ」<br><br>やばい。<br>思った以上に強い言葉になっちゃった…。<br><br>「はぁ？あんた今なんつった」<br><br>案の定お冠だ。<br><br>「常識が無いやつは、人の迷惑も考えられないんだなぁ」<br><br>これを言った後、びっくりした表情を作って口を押える。<br>ここで初めて自分の症状に気づいた振りをする。<br>そして、こう言うんだ。<br><br>「今の、声に出てた？」と。<br><br>いきなりこんなことを言われたギャルズは一瞬固まったが逆上し始めた。<br><br>「声に出てた？じゃねぇんだよ陰キャ野郎。いきなり言いがかりつけられて黙ってられるわけないでしょ」<br>「まぁ、事実なわけだが。お、俺だってこんな強い言葉を言うつもりはなかったんだ。ごめんなさい。あぁもうなんでこんなことになっちゃうんだよ。俺は本が読みたいだけなのに」<br>「事実ってどういうことよ。あとなんか気持ち悪いから一気に捲し立てんな」<br>「目撃者だからな。裏も取れてないことを軽はずみに言っちゃまずいよな。本当に悪かった。通ってもいいかな？」<br><br>今まで黙っていた方のギャルが俺の肩を掴んできた。<br><br>「目撃ってどういうこと？」<br>「この前ホテル街近くにあるグッズ屋に行ったときに見たんだよなぁ。ヤバそうな雰囲気だったから近くに居た強そうなお兄さんに対応してもらったけど。何も見てないよ。聞き間違いじゃないか？」<br>「全部言ってんのよ！なんなのよ！」<br>「俺が知るか。まぁっそんなカッカすんなって。バッチリメイクが台無しだぞ？」<br><br>これ、難しいな。<br>しかもドアの前でやらかしてるもんだから野次馬も増えてきた。<br><br>「ちょっとリサ。あんた本当にそんなことやってたの？」<br>「やってないわよ！こいつの嘘だから信じないで」<br>「慌てすぎだろ。本当だって言ってるようなもんだろ」<br>「ちょっとあんたは黙ってなさい！」<br>「もちろん黙るさ。こうして無事に過ごしてるってことはあのお兄さん上手くやったんだなぁ。さすがイケメンは違うぜ」<br>「黙りなさい！」<br><br>もうびっくりするくらい全力でビンタされた。<br>野次馬がさらに増える。<br><br>「いってぇ。そら叩かれても仕方ないけど、これは痛い。マジで今日どうしたんだろ」<br>「あんたこんなに喋れるタイプだったのね」<br>「んなわけあるか。頭の中ではめちゃくちゃ考えてるけど、普段はちゃんと飲み込んでる。なんか今日止められないんだよね」<br>「ちょっと冷静にならないでよ！私が言いがかりつけられてるのよ」<br>「これ以上騒ぐ方がヤバいでしょ。言いがかりならいったん離れましょ」<br>「そうしろー」<br>「あんた覚えてなさい！」<br><br>こうしてギャルズはどこかに行った。<br>俺もいきなりハードな展開だったので疲れた。<br>思ったことを挟むタイミングと建前を言うタイミングが難しい。<br>いっそのこと建前を無くすか？と考えている時だった。<br><br>俺にとってのマドンナ、学級委員を務める東雲さんが近づいてきた。<br><br>「好きです。東雲さんおはよう」<br>「えっ？あっ、お、おはよう大橋君」<br><br>うん、余計なことを考えててやらかした。<br>まぁ、いいか。<br><br>「どうしたのか聞きたかったんだけど…」<br>「ごめん。今のは無し。俺はロマンチストなんだ」<br><br>いや、何言ってんだ俺はぁぁぁぁぁ。<br>しかも建前も言えなかった。<br><br>「それはつまり本当ってこと？」<br>「このまま追及されるのはマズい。早く誤魔化さなきゃ。な、何か聞き間違えたんじゃないかな？聞かなかったことにしてくれると助かります…」<br><br>誤魔化せなかった。<br><br>「今回だけだからね」<br>「何このかわいい生き物。そうしてもらえる助かります」<br>「今日どこか悪いの？」<br>「悪いというか絶好調だよな。なんか思ったことがそのまま声に出ちゃってて止められないんだよね」<br>「えっ？大変じゃない！病院には行ったんだよね？」<br>「異常なしの診断書は貰ってるよ」<br>「ホントに？」<br>「うん。まぁ行ったのは藪坂医院だけど」<br>「なんであそこに行っちゃうかなぁ」<br>「家から近いんだよね」<br><br>これは事実。<br>でも我が家も含めてあそこを利用する人間は少ない。<br><br>「さっきみたいに喧嘩みたいになるかもしれないから今日は帰った方がいいんじゃない？」<br>「まぁ、人に近寄らなければ大丈夫でしょ。いつも通りだよ」<br>「それで大丈夫なのかなぁ？」<br><br>俺のマドンナにやらかしはしたが火種は撒けた。<br>さて、このあとどうなることやら。<br><br>この後の授業では、東雲さんが教師に報告してくれていたらしく、俺がべらべら喋り続けてもケチをつけてくる教師はいなかった。<br>帰れとも言われたが、この状況を楽しんでいる自分がいるので大丈夫だと答える。<br>これを言うと同級生たちが少し騒がしくなったが、朝の出来事が頭にあったからか遠巻きに様子を伺うだけで絡んでは来なかった。<br><br>いや、なんで許されてるんだよ。<br>頭を打ったのが効いてるのか？<br><br>問題が起きたのは4限目の授業でのこと。<br>この時間を受け持つのは、頭が固いことで有名な生活指導の小田。<br>ここで日和っては何の意味もないので、怒られること前提で続けるしかない。<br><br>チャイムが鳴ると小田が入ってくる。<br><br>「なんだ、今日はいつになくハゲ散らかしてるな」<br><br>そう、この日に限って、いつもはジェルか何かで固めているバーコードヘアが暴れていてハゲを隠すことは出来ず、みっともない感じになっていったのだ。<br><br>「今の発言は誰だ！」<br>「名乗り出るわけないだろ。脳みそもハゲてんのか。いや、名乗っちゃったよ…」<br>「大橋！お前か！あとで生徒指導室まで来るように」<br>「行きたくないなぁ。何が嬉しくてこんなハゲ親父とせまい部屋に居なきゃなんないんだよ。わかりました～」<br>「ハゲ親父とはなんだ！」<br>「事実だろ。髪の毛に執着して汚い印象与えるくらいなら剃っちまえよ」<br><br>建前が出てこなくて黙ってしまった。<br><br>「すみません。昨日、頭を打ってから発言がおかしいのでこれ以上絡まないでもらっていいですか？鬱陶しい」<br>「鬱陶しいとはなんだ！お前を大人を舐めてるのか？」<br>「舐められる原因があるから仕方ないよなぁ。いじめのアンケートとか馬鹿正直にいじめられてますって言うわけないアンケートで調査出来ると思ってる人だとさ」<br><br>ここで静寂が訪れた。<br>俺たちのやりとりにクスクス笑っていたクラスメイトも今ばかりは空気を読んだらしい。<br><br>「今なんといった？」<br>「いじめを見抜けない生活指導の先生はいらないとは言えないよな。なんでもありません。授業を進めましょう」<br>「いじめがあるのか？」<br>「それがわからないからダメなのにね。あんたの世界ではないんだからそれでいいじゃんか」<br><br>そう。<br>俺の外野では最近いじめが発生している。<br>理由は知らない。<br>現在、該当の生徒は学校に来ていないが、最後の方は自身の手首を切っている雰囲気があった。<br>俺は話しかけることが出来ず見て見ぬふりだ。<br>遅すぎたこの行動では何も解決しないこともわかっている。<br>だから、ストレス発散なのだ。<br>ただの八つ当たりともいう。<br><br>「あとでちゃんと来なさい」<br>「お前がスキンヘッドにしたら行ってやるよ。わかりました。ちゃんと行きますよ」<br>「それから、言葉に出てしまうならもっと声を抑えなさい。迷惑だ」<br>「ごもっとも」<br><br>重苦しい空気の中、授業は普通に行われた。<br>俺も自重して声を抑えて過ごす。<br>せっかくここまでやらかしているので、今日は続けるつもりだ。<br>ストレス発散最高！<br><br><br>昼休みが半分過ぎたころに開放された。<br>最終的に体制の見直しをするという結論を引き出しやりとりは終了した。<br>正直言いたい放題に言えたのでスッキリしている。<br>達成感のようなものを感じながら席に戻ると厄介なのが居た。<br><br>「歩くスピーカーさんが俺に何か用かな？」<br><br>歩くスピーカーこと末広乙矢。<br>噂話が大好きでこいつに話を聞かれると次の日には校内の人間がほとんど知っていると言われるほどにヤバい奴だ。<br>末広には会いたくなかったが、これだけ騒ぎが大きくなれば嗅ぎつけるのも当然だろう。<br>むしろ、ここまでやってこなかった方が不思議なくらいだ。<br><br>「大橋君が僕のお株を奪うくらいにスピーカーしているって聞いてね。来ちゃった」<br>「来ちゃった。じゃない俺はお前に会いたくなかったよ」<br>「そんなこと言わないでくれよ」<br>「言うよ。絡まれたくないもん」<br>「まぁまぁそう言わずにさ。少し話をしようじゃないか」<br>「しない。帰れ」<br>「あれ？建前は言ってくれないの？」<br>「何言っても無駄な奴に取り繕う必要ないだろう。早く帰れよ」<br>「嫌だなぁ。僕傷ついちゃうよ？」<br>「勝手に傷ついてろ。どうせネタにして言いふらすくせにさ」<br>「僕は、君とは違って本当に言ったらダメなことは言わないけどね」<br>「俺だって言いたくて言ってるわけじゃない」<br><br>言いたくて言ってるに決まってんだろ。<br>おかしくなった設定まで作ったんだから。<br><br>「それで、噂になっていることはどこまで本当なのかな？」<br>「何が噂になっている知らない」<br>「リサちゃんのパパ活疑惑とか君が東雲さんに告白したとか」<br><br>思いっきりむせた。<br>あの、告白はノーカンだ。<br><br>「俺は告白してない！あんな告白はノーカンだ！」<br>「それはムリだろー」<br>「いいか？俺はロマンチストなんだ。これ以上話を広げて東雲さんに迷惑をかけるなよ」<br>「それは無理でしょ。結構噂になってるし」<br>「おぉぉぉぉ」<br><br>頭を抱えてしまった。<br>普段おとなしい俺なんか噂にならないと思っていたが、状況が悪かったらしい。<br><br>「まぁまぁ。そんなに落ち込まなくてもいいと思うけどね」<br>「かわいいあの娘に意気地なしとか思われてたら立ち直れない」<br>「頑張れしか言えないかなぁ」<br>「言いふらすなよ！」<br><br>最悪だ！<br>意識してくれたらいいな程度だったのに！<br><br>「それで、パパ活疑惑は？」<br>「事実かは知らん。ただ、ホテルに連れ込まれそうになってるのは見かけた」<br>「えぇ。ほぼ黒じゃん」<br>「それ以上は本人に聞いてくれ」<br>「ムリムリムリ。僕は痛いの嫌いなんだよ」<br>「殴るぞこの野郎」<br>「やめてよ。まぁとりあえずこの話はもういいや。今日どうしちゃったの？」<br>「俺が聞きたいね。気づいたらこうなってた」<br>「頭打ったのが原因かい？」<br>「なんで知ってるんだよ。たぶんそう」<br>「僕は地獄耳なのさ。って言うことは長続きはしなさそうだね」<br>「続かれたら困る」<br><br>そもそもわざとやっているから続くわけがないのだが。<br><br>「それを聞けて安心したよ」<br>「なんでだよ」<br>「僕がスピーカーで居ることは、僕のアイデンティティだと思っているんだ。それなのに良し悪し関係なしに暴露するとかいうヤバい奴がライバルじゃなかなか厳しいだろ？」<br>「何にアイデンティティ感じてんだよ…。安心しろ。明日も症状が続くようなら学校休むから」<br><br>続かないけど。<br><br>「そっかぁ。じゃあ僕たち友達になろうか！」<br>「どこにもかかってないだろ。嫌だよ」<br>「なんでさ！一時的にとはいえ君もスピーカーだろ！友じゃないか！」<br>「俺は寡黙なの！口は災いにしかならないから話さないの！」<br>「それが分かっているなら十分さ！災いを振り撒こう！」<br>「なんでそうなる」<br>「楽しいからに決まっているだろう？」<br>「なお悪いわ！」<br><br>こいつが自分の楽しさだけで動いていることはわかった。<br>それで、まぁいいかとはならないけど。<br><br>「でも、嘘は流さないよ。それじゃワクワクしないからね」<br>「知るか」<br>「それじゃ、また明日ね！マイフレンド！」<br>「フレンドじゃない！」<br><br>厄介な奴に気に入られてしまった。<br><br>それからの授業は特に問題なく進み無事に家まで帰り、両親にしこたまお礼を言って過ごした。<br><br>なんだか静かに過ごすことは出来ない気がするが、身から出た錆だと受け入れることにして眠りについた。<br><br>「おはよう」<br>「おはよう道隆、もう治っちゃった？」<br>「そうみたい。この際だから言うけど、昨日のは本心だから」<br><br>照れくさかったが、これからはちゃんとお礼の言える人間になろうとも思えたので、いい経験だったのかもしれない。<br><br>登校すると、どこか遠巻きに見られている感じがした。<br>話しかけてくる人は誰もいない。<br>これは成功したのかもしれない。<br>気分よく教室へと向かった。<br><br>自分の席に着くと東雲さんがやってきた。<br><br>「おはよう」<br>「おはよう」<br>「私ね。昨日いっぱい考えたんだけど、ロマンチックな告白はいらないかなって思ったの」<br>「へ？」<br>「大橋君は、私の好きなんだよね？」<br>「え？あの…はい」<br>「それでいいと思うの」<br><br>東雲さんが俺の耳元に近寄ってきて呟いた。<br><br>「私も大橋君のことが好きです。付き合ってください」<br>「はい…」<br><br>力ない返事をしてしまった。<br>まさか両思いだとは思ってなかった。<br>頭の中が真っ白になっていると<br><br>「おやおや、マイフレンド。朝からご褒美のようだね」<br><br>という軽い調子に話しかけられた。<br><br>「ご褒美だと思うならそっとしといてくれ」<br>「それじゃあ僕が楽しくないじゃないか！」<br>「うるせぇ！」<br><br><br>ストレス発散が目的の笑いものにもなれない道化生活だったが、俺には可愛い彼女とうるさい友人が出来た。<br><br><br><br></p>
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		<title>第11話　チートはチートでも、今すぐ強いチートじゃない</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ウルチ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 26 Mar 2023 13:20:24 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[カメレオン小学生]]></category>
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					<description><![CDATA[とりあえず、さらに人が少ない方へと移動した。 これから行う検証では一度、俺自身がゴブリンになる。そこを通りがかった人間に襲われる展開が一番まずい。 「なぁ、相手の使った魔法からレベルを読み取るのって無理じゃないか？」「普 [&#8230;]]]></description>
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<p>とりあえず、さらに人が少ない方へと移動した。<br> これから行う検証では一度、俺自身がゴブリンになる。<br>そこを通りがかった人間に襲われる展開が一番まずい。 <br><br>「なぁ、相手の使った魔法からレベルを読み取るのって無理じゃないか？」<br>「普通はな。スキルは使い手に都合がいい結果を出すっつーアホな裏設定があるから気にすんな」<br>「マジかよ。偽装とかされてたらどうなんの？」<br>「ただ、除外されるだけだな」<br>「そんなんでいいのかよ…」<br>「神が遊び半分で作ったから仕方ねぇさ。それでエネルギー問題が解決してんだから、人間に文句言う奴はいねぇだろ」<br>「そうなんだけどさぁ」<br><br> なんかこう都合よく出来すぎてて心配になるな。<br>まぁ都合が良すぎたから能力者犯罪なんてものが増えたんだろうけど。<br> さて、気を取り直してやっていこう。<br>俺は、とにかくゴブリンメイジが撃つ魔法を見ることとそのゴブリンメイジを倒さずに変容で変身することだけを考えて動けばいい。<br>取り巻きで出てきたゴブリンは、先に倒す。<br><br> 「来るぞ」<br>「わかった」<br><br> 迷宮の様に入り組んでいるこのダンジョンでは、出会い頭の戦闘が多かったのもあり、今回に関してはカラレに周囲に人が居ないことを条件にモンスターの探知をやってもらった。 </p>



<p>曲がり角から顔を出したのは、5体のグループ。<br>全員が武器を装備していて、剣が2体、槍が1体、弓が1体、杖が1体という構成だ。お目当てのメイジもしっかりと存在している。<br>来るとわかっていたので、先に近づいていたので、先頭を歩いていた槍持ちの首を鉄に変容させた手で貫く。<br>モヤとなって消えたところで剣持ち2体が一斉に襲いかかってくるが、鉄にした腕でしっかりと受け止めて、弾く。<br>体勢を崩したところを左の1体は首を狙って切りつけ、右の1体には胸を突き刺し後方から飛んできている矢の壁にする。<br>首を切った方は、浅かったらしく再び襲いかかってきたが、胸を突き刺した方のゴブリンを投げ捨て体勢を崩させたところで火の玉が飛んできた。<br><br> （認識ってくらった方がいいのかな？）<br><br> この辺りを聞いておけばよかったと思いつつ、火の玉に当たっておく。<br>当たった瞬間は少し熱かったが、このくらいなら慣れているのでどうという事はない。<br>これを見てチャンスだと思ったのか剣持ち2体はすかさず切りかかってきたが、さっきよりも遅くなっていたので、強引に殴り飛ばす。<br>このパンチで剣持ち2体はモヤとなり、残すは弓と杖。<br>不利な状況になってもモンスターは突っ込んでくる習性があるらしく退く気配はない。<br>矢が放たれ続けるが、鉄にした腕で弾きながら突っ込み、首を切り落とす。これで目的のメイジのみだ。<br><br>「カラレ！生きてさえいればどんな状態でもいいんだよな！？」<br>「問題ねぇぜ。スキルが保存出来たらゴブリンになった状態でも倒して構わねぇ」<br>「了解」<br><br> 生きてさえいればいいなら、逃げられない様に足を折っておこう。<br>速くない間隔で火の玉が飛んでくるが無視して突っ込む。<br>手が届く距離まできたところで、杖を持っている方の腕を肘とは逆の方向に曲げる。<br>この瞬間ゴブリンは汚い叫び声を上げてのけ反って隙だらけのため、両足を180度回転させてから膝を逆方向に折り曲げたところで、カラレに止められた。<br>モンスターは意外と丈夫なので、このくらいやらないと逃げられると思ったが、結構ギリギリだったらしい。 <br><br>「やりすぎだ。あのまま倒しちまうかと思ったぞ」<br>「ちゃんと加減はした」<br><br> カラレがジト目をしているが、見た目が少年で天使のため怖さはどこにも無かった。<br><br> 「また、水とかこの腕みたいにイメージすればいいのかな？」<br>「そうだな。あとはこいつが使っていた火魔法も加える必要がある」<br>「わかった」<br><br> こんなことならさっきの戦闘で火魔法を保存しておけばよかった。<br>いまいち魔法を使うイメージが湧かない。<br><br> 「ま、やってみるか」<br><br>どうせもうやらなきゃ始まらないんだし、という事で目の前のゴブリンを見ながらこいつになるとイメージする。<br>うまくいっているのか、体が淡い光に包まれ、視線が下がってく。ゴブリンの身長は140センチくらいだったから成功したと思った。<br>だが、目の前に居るゴブリンをイメージしたためか、俺の左腕と両足はへし折られた状態になってしまった。<br><br> 「だから言っただろ？やりすぎだって」<br>「こうなることがわかってたのか？」<br>「最初はうまくいかないもんだ。どうせお前のことだから、馬鹿正直に目の前のゴブリンになるイメージでもしたんだろ」<br>「まぁ、そうなんだけどさ…」<br>「とりあえずスキルを保存しちまえ」<br>「わかった」<br><br> 火魔法が自分のスキルとして認識できている状態なので、これを保存すると命じる。<br>すると体から何かがごっそり抜ける感覚があったあと、<br>（火魔法レベル1を保存しました）<br>という言葉が頭に浮かんだ。<br><br> 「できたっぽい」<br>「ま、当然だわな」<br>「ごっそり何かが抜ける感覚がしたんだけど、あれが魔力？」<br>「そうだ。このくらいの魔法なら全然余裕だろ？」<br>「いや、今ので俺がなんで元に戻れていなかったのかの理由がわかった」<br>「抜かれてたんだろうな」<br>「そういうことだね。つくづくしてやられている気がするよ」 <br><br>川北は俺が再起してしまわない様に魔力も抜いていたらしい。<br>俺は、常に少ない状態で過ごし魔力が必要なくらい痛めつけられていた時は意識が無かったため気づくことが出来なかった。<br><br> 「なぁ、再起に魔力がいるのはわかるんだけど、適応はどうなんだ？この状態でも痛み感じてないけど、魔力使われてる気がしないんだけど」<br>「適応したことがあるものは記憶してんだろ。だから過去に克服したものには魔力を使う必要がねぇ」<br>「なるほど」<br>「だから気をつけろよ。突然腕を斬り落とされてもお前は気づけない可能性があるからな」<br>「いや、一瞬は感じるからそこは問題ない。それに腕がなくなったらさすがに気づくって」<br>「どうだか」<br><br> とりあえず魔力の感覚がわかったところで魔法を使ってみることにする。<br>俺は、ゴブリン目掛けて折れていない右腕を突き出す。<br>「ファイアーボール！」すると火の玉が飛んでいきゴブリンを燃やす。<br>少しの間、火が残ったあとゴブリンと共に消えていった。<br><br> 「やったぞ！カラレ！」<br><br> 飛び上がろうとしたが、ツキっとした痛みに足が折れていることを思い出す。<br>慌てて再起と変容を使って、元の姿へと戻る。<br>この時に保存は現状維持をするように命じることも忘れない。<br><br> 「危なかった…」<br>「お前は、器用なのにバカだな」<br>「うるせぇ」<br><br> 事実なのでこれ以上は何も言わない。<br>でも、これで魔法を手に入れることが出来た。  <br><br>「それで、お前、燃えた服はどうするつもりだ？」</p>



<p></p>



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<a href="https://ukiukiuruchiwatanoshimitai.com/dai12wamenomedekomatteiruhotogaitara/" title="第１２話　目の前で知り合いが困ってたら助けるのは当然だ" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img src="https://ukiukiuruchiwatanoshimitai.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/no-image-160.png" alt="" class=" internal-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" loading="lazy" decoding="async" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">第１２話　目の前で知り合いが困ってたら助けるのは当然だ</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">「それで、お前、燃えた服はどうするつもりだ？」受ける必要のない魔法で上半身裸に近いくらい服が焼けてしまっていた。そこまで威力が無いと思ったが、冒険者用の服では無かったので、耐えられなかったらしい。「無くなった物はしょうがな...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://ukiukiuruchiwatanoshimitai.com" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" loading="lazy" decoding="async" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">ukiukiuruchiwatanoshimitai.com</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2023.04.06</div></div></div></div></a>
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		<title>第10話　先立つものはいくらでも欲しい</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ウルチ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 26 Mar 2023 13:00:22 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[カメレオン小学生]]></category>
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					<description><![CDATA[翌日。目を覚ましてから、即日発行された冒険者証を眺める。これがあることでひとまずの存在証明が出来るようになった。ちゃんと俺はこの世界に居る。この安心感は、なにものにも敵わない。 「おい、いつまで冒険者証眺めてるつもりだ。 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>翌日。<br>目を覚ましてから、即日発行された冒険者証を眺める。<br>これがあることでひとまずの存在証明が出来るようになった。<br>ちゃんと俺はこの世界に居る。この安心感は、なにものにも敵わない。<br><br> 「おい、いつまで冒険者証眺めてるつもりだ。とっととダンジョン行くぞ」<br>「お前にはわからないかもしれないけど、嬉しくてしょうがないんだよ。これは自分が能力者であることと戦うことが出来る人間だっていう証明書なんだ。人助けしてる団体にも入りやすくなるんだよ」<br>「だからどうした。今おめぇに必要なのは金だ。先立つもんはいくらあったって困らねぇからな」<br>「とは言っても住むところはあるし、最悪ご飯だって食べなくていいんだから、そんなに焦らなくても…」<br>「こんな監視部屋みてぇなとこにいつまでも住んでられっかよ。しかも、あの筋肉だるまには俺が見えてるんだ。今の俺じゃあいつに勝てねぇから悪さの一つも出来やしねぇ」<br>「いや、悪さはするなよ」<br></p>



<p> カラレに急かされやってきたのは、白羽根ダンジョンだ。<br>というのも俺は今ここにしか入れない。<br>流石に死亡届の撤回には時間がかかるため、生体IDがちゃんと機能していない。<br>そこで、白羽根ダンジョン支局局長の四賀さんがここでしか使えない仮IDを発行してくれたのだ。 <br><br>「なぁ、冒険者証があるのに、なんで生体IDが必要なんだ？」<br>「生体IDは、その人にしか存在しないものだからなりすましを防ぐためだね。冒険者証のみだった時代になりすましによる殺人があって以降はどっちも読み取るようになったとかだったと思う」<br>「じゃあ俺らもなりすましは難しそうだな」<br>「悪いことには使えないってこと」<br>「ケケケケ。胡散臭いことには使えそうだけどな」<br><br>ああ言えばこう言うカラレは放っておいて、ダンジョンへと入る。<br>ダンジョンで活躍する冒険者は、夢に見たことがあるくらいには憧れていた。<br>その時のことを思い出して胸が熱くなる。<br><br> 「やっと始められるんだな」<br>「ここからは終わりはねぇぞ。俺が終わらせるまでわな」<br>「わかってるよ」<br>「ケケケケ。きっちり働けよ。手助けはしてやる」 <br><br>たまたま来た白羽根ダンジョンであったが、ここは初心者御用達のダンジョンだったらしい。<br>上層では、初心者がソロでも切り抜けられるモンスターしか出てこないらしい。<br>ただし下層に行くにつれ急激にモンスターが強くなる特徴もあり、20層を越えた地点には、C級冒険者以上の人しか入れない様にと注意喚起がされているぐらいだ。<br><br> 「んで、何層まで行くつもりだ？」<br>「今日は、行っても5層までかな。ビニール袋しかないし」<br>「そうか。お手並み拝見といこうじゃないか」<br><br><br> ここの1階層には、スライムが主に生息しており、時折ゴブリンがいる。<br>今は、スライムの粘液が付かない様に攻撃する武器がないため、スライムは少々面倒だ。<br>だから見かけたゴブリンを優先的に倒しながら、奥へと進む。<br>そうしてゴブリンがグループで現れる2階層、音によって平衡感覚を奪うハプコウモリが混ざる3階層を駆け抜けた。<br>一気に進んだのはドロップ品が魔石のみの確立が高い3階層までより、材料や武器が手に入る4階層までの方がいいという判断からだ。<br>4階層からは、今までの集団に魔法を使うゴブリンが加わる。<br>ただ、この階層も敵の硬さが変わらないので、特に問題はない。<br>そう思っていた時だった。<br><br> 「リオンここいらで、保存を試すか」<br>「契約の時に使えるようになったやつか。急にどうして？」<br>「魔法を残せそうだからな。手段として持っておくには都合がいい」<br>「魔法が使えたら便利だとは思うけど、今の保存は1つだけなんだろう？ゴブリンメイジ程度の魔法一発あったって役には立たないんじゃないか？」<br>「ケケケケ。確かにそういう使い方もできるが、違うぞ。スキルを保存するんだよ」<br>「スキルを保存？」<br>「そうだ。使われたスキルを認識していれば、相手に変容したときそのスキルをそっくりそのままスキルレベルごと保存できるっていう仕組みよ」<br>「チート過ぎないか…」<br>「確かに強いがチートってほどじゃないな。保存したスキルは育たねぇし、表に出てこねぇスキルは認識できないこともあるからな。それと保存するまでの間に相手が死んだら保存することはできないから注意な」<br>「それでも、自分が持ってないスキルを使えるようになるんだったら十分すぎるよ」<br>「当たり前だ、元は天使のスキルだぞ。それから単発物はそのまま吐き出すだけだから魔力を使わないが、スキルの場合は通常使われる量の倍くらい魔力を使うことになるからな」<br>「わかった。スキルを入れ替えたい場合はどうすればいい？」<br>「単純に○○を破棄するって命じればいい。そうなる前にレベルを上げておきたいところだがな」<br>「レベル上げるなら破棄は繰り返すんじゃないのか？」<br>「保存したスキルを使い続けることでも上がるから無くしたくないスキルは取って置ける」<br>「なるほど。そうなると鑑定系のスキルが欲しいな」<br>「そういうこった。遠くから認識しちまえば戦う必要もねぇからな」</p>



<p>　</p>



<p>  とにかく試してみようか。</p>



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<p>目次追加予定</p>
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<p>次の話→</p>



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<p></p>
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		<title>第9話　お前が言うならそうなんだろう</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ウルチ]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 23 Mar 2023 08:17:12 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[カメレオン小学生]]></category>
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					<description><![CDATA[試験官が連れてきたゴブリンは、俺の知るゴブリンよりもやせ細っていて小さかった。同じなのは、緑色の肌ぐらいだ。こんな奴に恐怖心を抱くものなんだろうか？俺からすれば、自称A級冒険者の及川さんの方が筋肉だるまだしデカいし怖いと [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p></p>



<p>試験官が連れてきたゴブリンは、俺の知るゴブリンよりもやせ細っていて小さかった。<br>同じなのは、緑色の肌ぐらいだ。<br>こんな奴に恐怖心を抱くものなんだろうか？<br>俺からすれば、自称A級冒険者の及川さんの方が筋肉だるまだしデカいし怖いと思う。<br><br>「おいおい、何を不思議そうな顔してんだ？」<br>「いや、俺の知ってるゴブリンよりも小さいと思ってさ」<br>「あ？ゴブリンはあのサイズしかいねぇはずだがな」<br>「ってことは、また騙されてたってことか」<br>「そんなことよりお前は周りを見ろ。どうだ青いのが多いだろ？」<br>「そうだね。何をそんなに恐れるているのか…」<br>「普通の感覚ならこえぇのさ。お前は今の中途半端に壊れてる状態をしっかり理解しとけ。チビの時は怖かっただろ？」<br>「たぶん、怖くなかった。勇気のある子供だって褒められてたよ」<br>「ケッ。蛮勇少年とか質がわりぃな」<br>「それで、見えるようになったのはいいけど、ここからどうするんだ？」<br>「魔力を奪えるのが一番はえぇんだが、それは今の俺達にゃ出来ねぇから、使われた分とか漏れ出てる分をお前が吸えばいい。あとはこっちでやる」</p>



<p>「吸う？」<br>「触れられる位置に行けば勝手に吸えるから、細かいことは気にしなくていい」<br>「なるほど」</p>



<p>カラレと話す為に少し離れていた参加者の輪の中に戻る。<br>冷静になって周りを見ると、今の俺と同世代が多い印象だ。<br>見える魔力の色は遠くで見たときよりもオレンジ色が多くなっており、未来への期待が大きいことが伺えた。</p>



<p>「それでは、講習会の最後としてモンスターの討伐を行ってもらう。ここで討伐することが出来ない者には冒険者証を発行することはない。心してかかるように」<br><br>いよいよ始まるようだ。<br>参加者の顔つきも先ほどよりも引き締まっている。<br>新エネルギーとしての活用が出来る魔石は、小さいものでもお小遣い稼ぎにはちょうどいいので、能力を持っていれば副業として人気というのは何かで見たことがあったので、軽い気持ちで来ている人も多いのだろう。<br><br>「私から行かせてください」<br><br>待合室で隣に座っていた美人が名乗り出ていた。<br>そのままの勢いでゴブリンの方へと進んでいく。<br>美人が何かを呟いたあと、空中に水の塊が現れ、その後に軽く腕を振った。<br>水はゴブリンへと飛んでいき、頭を覆うように纏わりついた。<br>水にのまれたゴブリンは苦しそうにもがいていたが、やがて力なく倒れモヤとなって消えさった。<br>ただの水に何が出来るのかと思っていたが、モンスターも窒息はするらしい。<br><br>「なかなかいい魔法の使い方をする嬢ちゃんだなぁ」<br><br>カラレが感心したように呟いた。<br><br>「ふむ、文句なしの合格だ」<br>「ありがとうございます」<br><br>あの人の顔色は特に変わっていなかったが、魔力の色はオレンジ色が強くなっている。<br><br>「それで、感情は食えてるのか？」<br>「弱っちくなってる俺には十分なくらいにわな」<br>「ん？今までの話で弱くなってるなんて言ってたっけ？」<br>「あ？弱くなってなかったらお前に契約なんて持ち掛けねぇだろ」<br>「なるほど」<br>「そこで納得で終わんじゃねぇよ」<br><br>そうは言っても俺は死のうとしていたからこの辺のことはどうでもよかった。<br>確かに利用はされているんだと思う。<br>でも、カラレは俺を縛ろうとはしていない。<br>それで十分なんだよな。<br><br>「方針変更だ！なんかいい感じにあいつらをビビらせるぞ！」<br>「急にどうした？」<br>「お前のなんでも受け入れますよ～って態度にイライラさせられたからな。憂さ晴らししねぇとな」<br>「はぁ」<br><br>よく分からなかったが、カラレが言うならそうなんだろう。<br>でも、ビビらせるって言ってもどうすればいいんだろうか。<br><br>まぁ、気乗りしないけど、とりあえずやってみるか。<br><br>テストの進み具合を確認すると、若い男がゴブリンを大きな剣で叩き斬っているところだった。<br>このスマート倒してる様子を見るとビビらせることへのハードルがとても高いように感じる。<br><br>「次、よろしくお願いします」<br><br>試験官に名乗り出て前に行くと連れらてきたゴブリンが放たれた。<br>この試験で思ったのは、ここで躊躇すると待機している参加者に向かう可能性があるから冒険者の一般市民の保護的役割を熟せないと判断され不合格になるのかもしれない。<br><br>「ぐぎゃぁぁぁぁ」<br>「いくぞ」<br><br>俺は、ゴブリンまでの距離を一気に詰め、腕を硬化させた状態で胸に突き刺す。<br>この時に倒してしまわないように浅めにする。<br>暴れるゴブリンを無視して腕を勢いよく引き抜き、吹き出た血を浴びながら目をつぶす。<br>これをやってもまだモヤにならなかったので、頭を掴み強引に一周回転させたところでゴブリンが小さな魔石を残して消えた。<br><br>血を大量に浴びた人間はビビると思ったのでやってみた戦闘だ。<br><br>「ケケケケ。及第点だな。付いた血でも舐めておけ。お前にビビらせるぞ」<br><br>言われた通りに垂れてきていたゴブリンの血を舐める。<br><br>「やっぱり、ゴブリンの血はマズいな…」<br><br>これをやったところで、試験官が慌てて駆け寄ってきた。<br><br>「おい！何そんなもん舐めてるんだ！すぐに吐き出せ！病気になったらどうするんだ！」<br><br>畳みかけるように怒鳴られた。<br>とりあえず痰を吐き捨てるように唾を吐きだしておいた。<br><br>「はぁ。余計なことをしてダンジョンで倒れたら死ぬんだぞ！」<br>「すみません。思わず舐めてました。気を付けます」<br>「まったく…危なっかしい部分もあるが、このテストではそこは関係ない。合格だ」<br>「ありがとうございます」<br><br>カラレのせいで危なっかしいやつ認定されてしまった。<br>いや、最終的には乗り気だったし、自分のせいでもあるか。<br><br>合格を言われたので、このまま手続きをしに行ってもいいのだが、カラレはここで生まれる感情を食べたがっていたので終わるのを待つことにした。<br>参加者が集まっている一角へと足を運んでいると、必要以上に避けられていることに気が付いた。<br><br>（いや、気が付いたじゃないな。ゴブリンの血にまみれてる奴に近づこうとは思わないよな）<br><br>どうしたもんかと考えていたら、水魔法を使っていた美人が近づいてきた。<br><br>「ずっとそのままでいるつもりですか？」<br>「いや、さすがに洗い流そうとは思うんだけど、方法がなくてですね…」<br>「すぐに戻ればいいじゃないですか」<br>「能力って自分の以外に馴染みが無いので、少しでも見たいんですよ」<br><br>我ながらよく口が回るなと感心した。<br>すると美人さんは、水を作り出してくれた。<br><br>「これで、洗ってください。少しはマシになると思います」<br>「ありがとうございます」<br><br>助かった。<br>モヤになって消えるなら付いた血とかも消えてくれればいいのに。<br>出してくれた水に思いっきり体を突っ込み、体を洗い流す。<br>あらかた終わったところで話しかけられた。<br><br>「あの、もしよかったら名前を教えてもらってもいいですか？私は、芦名 レイナっていいます」<br>「いいですよ。俺は…久崎リオンです」<br><br>一瞬、偽名を名乗るか迷ったが、どうせバレるのでやめた。<br>名乗った時、芦名さんが少しほおけた様子を見せた。<br><br>「どうしたんですか？」<br>「い、いえ。もしよかったら私のことはレイナって呼んでください！それから敬語も無しで！」<br>「わ、わかりまし…わかった。よろしくレイナ。俺も同じようにしてもらっていいからね」<br>「よろしくね！リオン！」<br><br><br>この後は、時折、レイナから話しかけられるのに対し、曖昧な相槌を打ちながら過ごした。<br>　</p>



<p>　</p>



<p>　<br>「ケケケケ。この女、くさいな」<br><br>　</p>



<p>　</p>



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<p><br><br><br></p>
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		<title>第8話　人って優しかったんだな</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ウルチ]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 22 Mar 2023 08:35:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[カメレオン小学生]]></category>
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					<description><![CDATA[あれからすぐにダンジョン局の寮に入れてもらえた。そんなボロボロな服では出歩くのも苦労するだろうということで、四賀さんが古着屋で服を買ってくれた。さらに、いつ振りかわからない風呂。あの研究所に居た頃は、まともに入った記憶が [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>あれからすぐにダンジョン局の寮に入れてもらえた。<br>そんなボロボロな服では出歩くのも苦労するだろうということで、四賀さんが古着屋で服を買ってくれた。<br>さらに、いつ振りかわからない風呂。<br>あの研究所に居た頃は、まともに入った記憶が無い。<br>こうして少しだけ人間らしい時間を過ごしたことで、あの生活の異常性をはっきりと認識することが出来た。</p>



<p>　</p>



<p>翌日、偶然にも講習会が今日行われるということで、再びダンジョン局に来ていた。<br>本来は、事前に体力テストなどを受ける必要があるらしいけど、俺の事情を考慮して免除してくれたらしい。<br>受け付けを済ませ待合室で時間をつぶしていると、席を一つ空けた隣にショートカットの水色の髪をハーフアップにまとめたスラリとした美人が座った。<br>ツリ目気味な瞳にはやる気が満ちている。<br>この人も冒険者の講習を受けに来たのだろう。<br><br>「ケケケケ。リオ〜ン、お前の好みはあぁいうタイプか？女に酷い目に合わされてたってのに、俺様、関心しちゃうぜぇ」<br><br>そこで、我に返った。<br>カラレが茶化すくらいには見つめていた自覚がある。</p>



<p>「ち、違うぞ。ただ髪色が珍しいと思ったから」</p>



<p>あの美人にバレない様に小声で答えた。</p>



<p>「あ？スキルの影響で髪色なんていくらでも変わるだろ。お前だって白髪なんだから人のこと言えねぇだろ」<br>「え？俺の髪の色って白になってんの？」<br>「気づいてなかったのか？」<br>「うん。鏡見てなかったし」<br><br>なんか一気に老けたみたいで嫌だと思ったが、黙っておいた。<br><br>「それで、あの女が気になってたんだろ？」<br>「不思議な感覚がしたんだ。それで見てた。ただ、この感覚の言葉を俺は知らない…」<br>「ケケケケ。惚れたか？」<br>「そ、そういう感じじゃないよ。別にドキドキしてないもん」<br>「あの～さっきから一人でブツブツ言ってますけど、大丈夫ですか？」<br><br>カラレと話していて気付かなかったが、心配そうな顔をした美人さんが隣の席に詰めてきていた。<br>透き通った水色の瞳が特徴的だ。<br><br>「大丈夫ですよ！ちょっと緊張してて頭の中を整理していたら声に出ちゃってたみたいです」<br><br>カラレは特殊なスキルを持っていなければ見えないようにしているらしく、こういう時には誤魔化すしかないのが面倒だ。<br>悪魔と話してましたよりも独り言言ってましたの方がいくらかマシだろう。<br><br>「そうなんですか？なんかずっとこっち見てた様な感じだったので、何かやっちゃったのかと思いましたよ」<br>「勘違いさせてごめんなさい。さっきは僕の周りには水色の髪が珍しくて見つめてしまいました。特に意味は無いです」<br>「ケケケケ。あなたに興味がありましたって言っとけ。ワンチャンってやつがあるかもしれねぇぞ」<br>（お前は黙ってろ）<br>「そうですか。急に話しかけてすみません。今日はお互いに頑張りましょうね！」<br>「ありがとうございます。頑張りましょう！」<br><br>そういって、この美人はまた席を離れていった。<br><br>「なぁ、カラレ。講習会なのに何を頑張るんだ？」<br>「あ？最後モンスターの討伐をするとか言ってたからそれじゃね？」<br>「あぁ。なるほど。気を引き締めていかないとダメか。武器もないし」<br>「ま、あの娘はそっちの話をしたわけじゃないと思うがな」<br><br>それからしばらくして、講習会が始まり、ダンジョン探索の基礎や注意すべきこと、ドロップ品の取り扱い例などを座学で教わった。<br>ここで聞いた話がほとんど一般常識として紹介されたことに愕然とした。<br>自分の止まった10年が悔やまれた。<br><br>座学が終わった後は、仮の冒険者証が発行されダンジョンへと入ることになった。<br>ここで、人型のモンスターを倒すことで人を切る拒否反応や恐怖心を感じてもらい、冒険者として本当にやっていけるかを確かめるらしい。<br><br>これを聞いた俺は、正直この感覚が理解できなかった。<br>やらなきゃやられるのに何を躊躇うことがあるのか。<br><br>（案外、人って優しかったんだな）<br><br>そんなことを考えている内に試験官がゴブリンを連れてくると宣言した。<br>こうして、しっかりと一体ずつ連れてきて、安全なフロアでテストしていくらしい。<br><br>「それでは、これから討伐試験を行う。挙手制で行くから準備できたものから名乗り出てくれ」<br><br>今回の講習会に参加しているのは、俺を含めて20人強といったところだ。<br>この人数を待っていたら結構かかりそうだ。<br><br>「リオン、お前は後の方にやれ。んで、周りの感情を感じる練習をするんだ」<br>「どういうこと？」<br>「おいおい、俺たちは人の正と負の感情を集めるって言っただろ。ここは、試験への不安感とかやる気とかいろんなもんで溢れてる。利用しなくてどうすんだ」<br>「ごめん。俺にはその辺の感情が分からないみたいだ」<br>「分かる必要はねぇよ。感じろ。そして味わえ。それが俺らの糧になる」<br>「分かった。やってみる。どうやればいい？」<br>「契約をした時に出来たパスがあるんだが、それを通じてオーラ的なものを感じられるようにするから、お前の適応でオーラが分かる自分を適正な形だと落とし込め」<br>「オーラか」<br>「ちなみにオーラって便宜上言ったが、実際は魔力の揺らぎだから深く考えなくていいぞ」<br>「わかった」<br><br>一度目を閉じ、カラレとの繋がりに意識を向ける。<br>すると温かくも冷たくもない、けれども包まれているという不思議な感覚があることが分かった。<br>この感覚を血が流れているイメージで目まで届けてから静かに目を開いた。<br>この行いが成功したことを示すように、人から暖色と寒色が入り混じって見えるようになった。<br><br>「うまくいったみたいだ。見える色が2種類しかないけど」<br>「それ以上あったって邪魔だろ。正か負か分かればいいんだし、十分だろ」<br>「確かに。これはどうやれば見えなくなる？」<br>「魔力の流れを止めれゃいい」<br>「なるほど。ちなみにこれもスキル？」<br>「違う。天使とか悪魔が当たり前に持ってる力だが、スキル名としては一応魔力感知ってのが近いな」<br>「ふーん」<br><br>上手くいった状態を確かめていると、ゴブリンを探しに行っていた試験官が戻ってきた。<br><br><br></p>



<p></p>



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